2012年02月27日

第84回米アカデミー賞

■作品賞
「アーティスト」
「戦火の馬」
「ファミリー・ツリー」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」
「ヒューゴの不思議な発明」
「マネーボール」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「ツリー・オブ・ライフ」

■監督賞
マーティン・スコセッシ 「ヒューゴの不思議な発明」
ミシェル・アザナヴィシウス 「アーティスト」
アレクサンダー・ペイン 「ファミリー・ツリー」
テレンス・マリック 「ツリー・オブ・ライフ」
ウディ・アレン 「ミッドナイト・イン・パリ」

■主演男優賞
ジョージ・クルーニー 「ファミリー・ツリー」
ブラッド・ピット 「マネーボール」
ジャン・デュジャルダン 「アーティスト」
ゲイリー・オールドマン 「裏切りのサーカス」
デミアン・ビチル 「明日を継ぐために」

■主演女優賞
グレン・クローズ 「アルバート・ノッブス」
ヴィオラ・デイヴィス 「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」
ルーニー・マーラ 「ドラゴン・タトゥーの女」
メリル・ストリープ 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
ミシェル・ウィリアムズ 「マリリン 7日間の恋」

■助演男優賞
ケネス・ブラナー 「マリリン 7日間の恋」
ジョナ・ヒル 「マネーボール」
クリストファー・プラマー 「人生はビギナーズ」
マックス・フォン・シドー 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
ニック・ノルティ 「ウォーリアー(原題) / Warrior」

■助演女優賞
ベレニス・ベジョ 「アーティスト」
ジェシカ・チャステイン 「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」
オクタヴィア・スペンサー 「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」
ジャネット・マクティア 「アルバート・ノッブス」
メリッサ・マッカーシー 「ブライズメイズ(原題) / Bridesmaids」

■長編アニメ賞
「ア・キャット・イン・パリス(英題) / A Cat in Paris」
「チコ&リタ(原題) / Chico & Rita」
「カンフー・パンダ2」
「長ぐつをはいたネコ」
「ランゴ」

■脚本賞
ミシェル・アザナヴィシウス 「アーティスト」
アニー・ムモーロ、クリステン・ウィグ 「ブライズメイズ(原題) / Bridesmaids」
J・C・チャンダー 「マージン・コール」(日本未公開)
ウディ・アレン 「ミッドナイト・イン・パリ」
アスガー・ファルハディ 「別離」

■脚色賞
アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ 「ファミリー・ツリー」
ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ、ボー・ウィリモン 「スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜」
スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソーキン 「マネーボール」
ブリジット・オコナー、ピーター・ストローハン 「裏切りのサーカス」
ジョン・ローガン 「ヒューゴの不思議な発明」

■視覚効果賞
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
「ヒューゴの不思議な発明」
「リアル・スティール」
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」

■音響編集賞
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ドライヴ」
「ヒューゴの不思議な発明」
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
「戦火の馬」

■撮影賞
ギョーム・シフマン 「アーティスト」
ジェフ・クローネンウェス 「ドラゴン・タトゥーの女」
ロバート・リチャードソン 「ヒューゴの不思議な発明」
エマニュエル・ルベツキ 「ツリー・オブ・ライフ」
ヤヌス・カミンスキー 「戦火の馬」

■美術賞
「アーティスト」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「戦火の馬」

■編集賞
「アーティスト」
「ファミリー・ツリー」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」
「マネーボール」

■メイクアップ賞
「アルバート・ノッブス」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

■衣装デザイン賞
「アノニマス(原題) / Anonymous」
「アーティスト」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ジェーン・エア」
「ダブリュー・イー(原題) / W.E.」

■ドキュメンタリー長編賞
「ヘル・アンド・バック・アゲイン(原題) / Hell and Back Again」
「イフ・ア・ツリー・フォールス: ア・ストーリー・オブ・ジ・アース・リベレーション・フロント(原題) / If a Tree Falls:
A Story of the Earth Liberation Front」
「パラダイス・ロスト3: パーガトリー(原題) / Paradise Lost 3: Purgatory」
「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』
「アンデフィーテッド(原題) / Undefeated」

■ドキュメンタリー短編賞
「ザ・バーバー・オブ・バーミンガム:フット・ソルジャー・オブ・ザ・シビル・ライツ・ムーブメント(原題) / The Barber of Birmingham: Foot Soldier of the Civil Rights Movement」
「ゴッド・イズ・ザ・ビガー・エルヴィス(原題) / God Is the Bigger Elvis」
「インシデント・イン・ニュー・バグダッド(原題) / Incident in New Baghdad」
「セイビング・フェイス(原題) / Saving Face」
「ザ・ツナミ・アンド・ザ・チェリー・ブロッサム(原題) / The Tsunami and the Cherry Blossom」

■外国語映画賞
「ブルヘッド(英題) / Bullhead」(ベルギー)
「フットノート(英題) / Footnote」(イスラエル)
「イン・ダークネス(英題) / In Darkness」(ポーランド)
「ムッシュー・ラザール(原題)/ Monsieur Lazhar」(カナダ)
「別離」(イラン)

■歌曲賞
「リアル・イン・リオ」 「ブルー 初めての空へ」 
「マン・オア・マペット」 「ザ・マペッツ(原題) / The Muppets」

■作曲賞
ルドヴィック・ブールス 「アーティスト」
ジョン・ウィリアムズ 「戦火の馬」
ジョン・ウィリアムズ 「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」
アルベルト・イグレシアス 「裏切りのサーカス」
ハワード・ショア 「ヒューゴの不思議な発明」

■短編アニメ賞
「ディマンシェ/サンデー(原題) / Dimanche/Sunday」
ザ・ファンタスティック・フライング・ブックス・オブ・ミスター.モリス・レスモア(原題) / The Fantastic Flying
Books of Mr. Morris Lessmore」
「ラ・ルナ(原題) / La Luna」
「ア・モーニング・ストロール(原題) / A Morning Stroll」
「ワイルド・ライフ(原題) / Wild Life」

■短編実写賞
「ペンテコステ(原題) / Pentecost」
「ラジュ(原題) / Raju」
「ザ・ショア(原題) / The Shore」
「タイム・フリーク(原題) / Time Freak」
「チューバ・アトランティック(原題) / Tuba Atlantic」

■音響賞
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」
「マネーボール」
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
「戦火の馬」



『ハリポタ』アカデミー賞無冠に終わる…シリーズ通算12ノミネーションも受賞ならず


今回のアカデミー賞で本作は美術賞・視覚効果賞・メイクアップ賞の3部門にノミネート。

これは第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』と並ぶ、
シリーズ最多ノミネート数だったため、
シリーズ最終作で念願のオスカーを獲得し有終の美を飾れるかどうか、
多くの映画ファンに注目されていた。

だが、ふたを開けてみれば、まさかの無冠。

アカデミー賞前には、主演のダニエル・ラドクリフが
「アカデミー賞は娯楽作品や子ども向けの作品が好きじゃないんだろうね」
と痛烈なオスカー批判を行ったことも話題になったが、
皮肉にもそれを証明する結果となった。

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2012年02月23日

韓国語

私がペ・ヨンジュンさんのファンになってから早や8年。

この間に 彼の国の言葉 韓国語=ハンブルを習おうと
レッスンに通ってみたものの半年ももたず挫折

我ながら情けない

私たちが良く利用する
ヨンジュンさんがプロデュースした韓国の居酒屋風お店 ゴシレ火(ごしれふぁ)

ここで働くフロア担当の〇〇〇さんは
日本語・韓国語・中国語を話す男性です。

先日のヨン様家族(ファン)が集うイベントの時に
韓国語講座を担当して頂きました。

ゴシレ火 にはアルバイトで
日本人・韓国人・中国人の男女の若者たちが働いていますが
その国の子たちに合わせて
〇〇〇さんは、器用に3ヶ国語を使い分けお話をされています。

語学って多分一つマスター出来ると
2つ3つ・・とコツが掴めてマスター出来るのかも知れません。

以前娘といった東南アジアの観光に携わる若者達も
達者に自国語はモチロン英語・日本語・中国語など習得していましたから。


韓国語学習を止めてから
一年半が過ぎてしまいましたが
コツコツ勉強を続けているサークルメンバーさんが
簡単な会話をクリアしてしまう姿を見て羨ましかったです

今日の新聞折込に入っていた
中日文化センターの韓国語6ヶ月コースに申し込もうかな
と思っています

posted by chicchi at 23:23| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月08日

映画「麒麟の翼」

東野圭吾原作 

テレビ 阿部寛主演「 新参者」劇場版 麒麟の翼 とても面白かったです。

作品のテーマは「悲劇からの希望と祈り」だそうですが
全く退屈することなく
いや考えさせられるストーリーでした。

今月末 東京に行くので
日本橋にある この像 を見てきたいです。

麒麟の翼 の像は

ここには五街道の起点であることから、
「ここから羽ばたく」という意味を込め橋の中央に大きな翼を持った
麒麟の像が設置されている

とのこと。

上に高速道路が走り
大きな橋では在りませんが
キリンビールの商標にもなっている麒麟です。

本当はもう一本観てくる予定で出かけたのですが
あまりにもこの映画の衝撃が大きくて
帰ってきてしまいました
posted by chicchi at 23:45| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月15日

クラシックコンサート

久しぶりにいったクラシックコンサート。

名古屋栄に出来た「宗次ホール

カレーのcoco壱番の社長さんが
念願だったクラシックホールを
世間にお世話になったお返しにと作った300人規模のホール。

栄という一等地に2007年に建設されました。

ここで行われたシドニー育ちの日本人バイオリニスト
MASAKIさんのコンサート。

ペ・ヨンジュンさんのDVDのBGMに3曲使用されたMASAKIさんの演奏会。

この方は鈴木メソッドで才能を開花されたそうですが
実はシドニー大学・医学学部を専攻して卒業するという
異色の経歴をもつお方です。

6歳の頃から始めたバイオリンを更に極めたいと考え
シドニー音楽大学に入学し、作曲家・演奏家として活動されています。

コンサートには鈴木メソッドで学ぶバイオリンとチェロの生徒さんたちが
演奏してくれましたが、さすが皆さんとてもお上手な子どもさんでした。


ず〜〜ッと以前 鈴木メソッドのピアノ発表会を見に行って
10台ほど並んだアップライトピアノで一斉に一曲を演奏していることに
ビックリしてしまいましたが
今日のバイオリン・チェロの合奏は迫力があってステキでした


MASAKIさんのバイオリンはストラディヴァリウスでしょうね
音色がとってもクリアで繊細で力強くて惹き込まれました

ここのホールのコンサートは
安価で参加しやすい料金設定になっているので
機会があれば気軽に立ち寄ってみてもいいかな と思いました。

posted by chicchi at 22:03| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月18日

映画2本

久々に映画を2本観てきました。

というか私が若かりし頃の映画は2本上映が当たり前。

いつから1本入れ替え制になったんでしょうか?

今日は洋画 猿の惑星 創世記 (ジェネシス)

午後から邦画 「一命」

両方とも

考えさせられる題材でした。

猿の惑星の猿たちはみんなCG映像で出来上がっていたので

動物愛護団体からのクレームなかった と聞いています。

思わずパンフレットを買ってしまいましたが

「ロード オブ ザ リング」のゴラム役でもモデルになり
「キング コング」では ゴリラ の動きでのCGモデル となった俳優さんが
今回は、知能が高い リーダー猿シーザー のCGモデルとなった様です。

猿の惑星 は今回を入れて7作目となりますが
人種問題や政治的な問題を扱った作品として知られています。

1968年 1970年 1971年 1072年 1973年 2001年 2011年
と44年の歴史あるシリーズとなっています。(パンフレットより)

そうかぁ 私が19才の時から始まったシリーズなんですね。

猿の惑星 を第1作目がら観てみたいです。

一命

この作品も考えさせられるものでした。

市川海老蔵さんが中々良い味を出しておりました。

役所広司さんは
こういった時代劇には無くてはならないお人となりました。

武士の面目  こうであらねばならない という思いに囚われると
人としての心を忘れてしまうのだなぁ と痛感。

通常上映と3D上映とありましたが
私は迷わず普通上映を観てきました。

ただ
日本映画の時代劇は本当に画面が暗い

これを3Dで観たら目が疲れまっせ
posted by chicchi at 23:50| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月27日

アンフェア

気分転換で映画を2本。

篠原涼子主演「アンフェア」は面白かったです

これはお奨めです

女性監督さんだそうですが
スケールの大きさや出演者のそれぞれの立場での繊細な駆け引きが
途中耳を塞ぐ(怖い場面になると耳を塞いでしまう私の癖)場面があったり
本当に最後まで飽きることなく観ることができました。

でもこういった駆け引きの中で生きていくのはシンドイことです。
私には向いていません

でも篠原涼子さん 本当に綺麗!!
この雪平夏見役は彼女にぴったりだと思います。

テレビでも出ていますが
私はこの刑事役が、一番彼女を輝かせていると思うのですがいかがでしょうか?

迷ったのですが
お昼を食べてから観た 世界侵略 

この映画はほとんど寝ていましたね

予告編が面白かったので観てみよう と思った作品でしたが
何だかズ~~と寝てしまっていました。

こんなストレス解消法もあるのです

劇場内は真っ暗になるし
イスは座り心地の良いイスなので
気がついた時には眠ってしまっている事も多いのですが
今日の様に初めから終わりまで
2・3度目を覚ましましたが
又すぐに寝入ってしまった映画も珍しい
posted by chicchi at 22:05| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

ツリー・オブ・ライフ

ブラット・ピット ショーン・ペン 主演の ツリー・オブ・ライフ正直何が言いたいのかすっきり分らない映画でした 私には

1950年代の家族の物語を軸に
生き方  宗教観 

つぶやき方式でそれぞれの心の中を吐露していくのですが
う〜〜んイマイチ というか しっくり腹に落ちてこない映画でした

たくさんの映画を観てきましたが
分らない・・分りにくい 映画というのはそんなにないのですが
途中しっかり寝ていましたね

ごめんなさい

ここまで真剣に寝てしまった映画もそうありません・・・

寝ていたからあらすじがわからなかったのでは?

そういったことも考えられますが
それでもあらすじの分る映画がほとんどですけれど
posted by chicchi at 21:55| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月31日

水引工芸

最近興味をもってチャレンジしてみたいものに 水引工芸 があります。

発端は ヨンジュンssiのお誕生日に
名古屋の家族(ファン)の方たちから集めたメッセージカードを
フォトブックに入れる時に、何か飾りはないかなぁ 
ってアチコチのお店を覗いていて隅っこにあった水引の紐の入った袋。

裏側に作り方が書いてあって
チャレンジしてみようかなぁ と思いながら未だにせず。。

でもネットでは
水引の結び方を教えてくれる教室はないものだろうか・・・
と探してみたのですが、中々ありません。

ネットで見つけた他の地方の水引工芸教室の作品展の様子を見てみたら
結構な作品を作っているではありませんか

その教室のお月謝も提示されていましたが
入会金¥10000 月謝¥〇000 
その他作品製作費¥3000〜¥5000くらいと書いてありましたので
お金がかかるようです。

コースも 本科 研究科 専科 と別れていて
これをマスターして人に教えるようになるには
やっぱり相当な金額がかかるのでは??

私はちょっとしたプレゼントに
水引で作った小物を添えて華やかさを加えられたらいいなぁ

そしてヨンジュンssiを表現出来たらいいなぁ

その程度なので、御所車 や 宝船 や 鳳凰 などは・・・・

しかも教室が中々ないのです名古屋に。

思い立ったが吉日なんですけれどもネ

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2011年07月10日

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』が、かなりおもしろい。
 私の中では、シリーズ最高といっていい。

 特に、ナチスのユダヤ人迫害や東西冷戦、そしてキューバ危機
といった歴史上の事実と「X-MEN」の誕生が関わっている
というところに引きこまれた。

 ケネディのテレビ演説など、本物の映像を盛り込むことで、
虚構の世界におもしろい、奇妙なリアリティが生まれている。


 映画を通して思ったのが、非常にテンポが良い。
 ジェットコースターのように、次々と話が展開していくのは、
なかなかの快感だ。

 その理由は、人物説明の描写がないからだろう。
 映画というのは、登場人物の説明が必要となってくる。
 そこをおろそかにすると、感情移入できなくなってしまうから。
 
 この作品の登場人物の大部分は、既に過去のシリーズに登場している。
 したがって、基本的な性格や能力などについても、観客は熟知している。

 そのために、主要な登場人物だけで十人以上いるにもかかわらず、
ダラダラとした人物説明が全くなく、映画序盤からドンドンと
ストーリーが展開していく。

 また、『X-MEN』シリーズを通して、ミュータントに人種差別の描写を
オーバーラップさせているわけだが、そうした人種や外見による差別、
偏見のテーマが、本作ではより鮮明に現れている。
 
 青色の肌に悩むミスティーク。そのままの姿を受容するマグニート。
 その二人の微妙な関係も、おもしろい。

 私は、マグニートというキャラがあまり好きではなかった。
 人間に対する極端な憎悪を持つマグニート。
 その異常なまでの憎悪の理由が、今まではよくわからなかった。
 そのため、ただ典型的な「悪役」キャラとして描かれていると思い込んでいた。

 本作で、マグニートの苦しい少年時代が描かれることで、
今までの彼の人間に対する憎悪も非常に納得がいったし、
過去の作品の評価もアップすることになりそうだ。
 
 「エピソード1」もの。すなわち、シリーズの過去に戻って、
過去のエピソードを描くタイプの作品は、
「スター・ウォーズ エピソード1」以来、
山ほど作られているが、なかなか成功しているものは少ない。
 
 「主人公の幼少時代はこうでした」という話を
後から考えるものだから、どうしても「後付け」的
「こじつけ」的になってしまうからだ。

 そういう意味で本作は、いままでの「疑問」を自然な型で
うまく解決してくれている。
 「エピソード1」ものの中で、少ない成功例といえるのではないだろうか。

 本作の大きな欠点は、初めて『X-MEN』を見る人には、
全く理解不能である、という点だ。

 なので、本作をこれから見ようと思っている人で、
過去の『X-MEN』シリーズを一本も見ていないという人がいれば、
とりあえずDVDでチェックしてから見たほうが良いだろう。

樺沢の評価  ★★★★☆
(★★★★★が満点。☆は、★の半分)

(株)樺沢心理学研究所 佐々木信幸(樺沢紫苑)  映画の精神医学より

実は観にいきたい と思いながら未だに行けず
とうとう午後の遅く1回きりとなってしまっていたりして・・・

でもでもこれを見たら行きたくなってしまったので
何とかしたいです

梅雨も明けてさすがに暑いです

腹巻きをしている私はもっともっと暑いです
posted by chicchi at 22:25| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月28日

グットライフ

先週気になっていたことが解決されて
「グットライフ」最終回が放映されました。

テレビに向かって珍しく「それはいかんでしょう・・・」とつぶやいていた私は
この終わり方で良かった良かった

主人公のお父さんの性格も現されていて
「なるほど そういう性格だから、こういった別れた方を選んでしまうのね」

でも常識あるお節介に大人たちの配慮によって
ホスピスにいる父親に会いにいった息子は
小さいながらも理解をしてお父さんとお別れをしたようです。

劇中担当の先生が
「与えるばかりが愛ではありません。時として人から受け取るのも愛です」
と諭す場面に
そうそう その通り!
私も昔言われたことがあったわ。。

どんな時も子どもは子どもなりの理解をするものだから
真正面から目を見て、話さなければ子どもの気持ちは進めない

過剰に押し付けるのは
またストレスやトラウマになってしまうんでしょうが
その年齢に合った説明をしていけば、伝わるんだと思っていますから
posted by chicchi at 23:58| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月26日

映画「ブラックスワン」

 映画の精神医学より  :(株)樺沢心理学研究所 佐々木信幸(樺沢紫苑)


映画『ブラック・スワン』を見ました。
 噂どおりナタリー・ポートマンの演技が凄かったです。
 アカデミー主演女優賞の受賞も納得。
 
 自らの影に呑み込まれていく演技的表現も素晴らしいですが、
プロダンサーとしてまったく不自然さがないレベルまで、
バレエを練習したその努力と根性もたいしたものです。

 ドキュメンタリー風の映像も素晴らしく、
微妙に上下するカメラが不安を煽ります。

 後半のストーリー展開は予想困難ですが、
物語よりも、映像と演技で観客を圧倒的に引きつけます。

 精神医学的にも非常に見所があります。
 現実と妄想のあいまいさ。

 どこまでが現実でどこまでが妄想なのか。
 本人もわからないし、観客もわからない。

 リアルとの境界が引けないからこそ、
「妄想」に呑み込まれていくわけですが、
その狂気に引きづりこまれていく様が、実にリアルです。

 どこまでが「現実」で、どこまでが「妄想」なのか?
 このテーマの映画としては、
『ローズマリーの赤ちゃん』を思い出しますが、
それに匹敵するか、それ以上の完成度が
『ブラックスワン』にはあります。
 つまり、映画史に残るレベルのものがあるということ。


 精神的な体験は、非常に映像化しにくいわけですが、
その難しい精神世界を見事に映像化している点も凄いと思います。

 狂気のエスカレーションが、非常に説得力を持って描かれるために、
人ごとではない。
 観客も完全に狂気の世界観に巻き込まれていく怖さがあります。


 白鳥が黒鳥を演じる。
 これは、劇中のニナに課せられた課題である
というだけではなく、ナタリー・ポートマン自体に対する
課題でもあったはずです。

 『レオン』で華々しくデビューし、
その後『スター・ウォーズ』新三部作のアミダラ女王役を演じ、
世界中にポートマンの名前を知らない人はいなくなりました。

 ハーバード大を卒業し、俳優も学歴も華々しい。
 「白鳥」として快進撃するの一方で、
大卒後は、『クローサー』『Vフォー・ヴェンデッタ』と
いまひとつ精彩を欠く。
 
 「白鳥」イメージを脱して、
演技派女優としてステップアップしたいという、
まさにこの時期に訪れた『ブラックスワン』のニナ役
と言えるのではないでしょうか。

 だからこそ、ポートマンの本気度が、
スクリーンからビシバシ伝わってきます。

 この役を逃したら次はない・・・という、ニナの心境は
リアルのポートマンとも重なります。
 だからこその迫真の演技。

 『ブラックスワン』をサイコスリラー、
あるいはサイコホラーと評している批評もありますが、
これをホラーやスリラーと言っていいのか、
非常に微妙なところです。

 「恐怖」「不安」を題材に、観客に「恐怖」を感じさせる
という意味では間違いなく「ホラー」であるわけですが、
そこに描かれるのは、現実の延長線にあるリアルな「狂気」
であり、作り物的な怖さではありません。

 ホラー映画を期待すると、良い意味で期待を裏切られるはずです。

 ラストの「黒鳥」を踊るシーンは圧巻。
 前半の清純、可憐なニナからの脱皮。あるいは変貌。
 
 言葉はもはや不要。
 演技だけでここまで伝わるのか、という
演技のおもろしさを、体感できる作品。

 このレベルの映画はめったにないので、
見ないと損する映画と言えるでしょう。

樺沢の評価  ★★★★★
(★★★★★が満点。☆は、★の半分)


樺沢さんが★5つ出す作品はほとんどありませんから
素晴らしい評価なのですが
私も早々と観に行きました。

ナタリー・ポートマンのバレー技術と
白鳥と黒鳥の対比
最後の終わり方・・・怖かったです。。
posted by chicchi at 23:16| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

アジャストメント

映画「アジャストメント」
マット・デイモン主演。

「運命調整局」と名乗る彼らは、世界の時空と人の運命を自在に操作・調節し、
世の中の調和とバランスを監視する組織であった。

だが、彼らは自分たちの不手際で二人が出会ってしまったため、
操作した運命を進行させるため二人を引き離そうと画策していた。

デヴィッドは自分の運命を取り戻し彼女を守るため、
たった一人で調整局たちの陰謀の阻止に挑む。

2011年のアメリカのSF恋愛サスペンス映画。

異次元へのキーアイテムが帽子だったり、日常のドアが非日常に続いていたりと、
小技が効いているところはいかにもディック風なのだが、
物語は「ボーン」シリーズのようなキレのいいアクションとはほど遠いものだ。

誰からも支配されない自分自身の“運命”を取り戻す目的も、
世界や人類を救うのではなく、あくまでも愛のため。

このこじんまりとした物語は、紛れもなく恋愛映画だ。

武器は“誰かを強く愛するその思い”なのだから、
何ともロマンティックな話ではないか。

おかげで映画の焦点は少々ボヤケたが、
単身で巨大な力に挑む姿はマット・デイモンの十八番でもある。

携帯がいきなり圏外になったり、タッチの差でバスに乗り遅れたり、肝心な時に転んだり。

これらがすべて運命操作局のせいだと言われれば不運を嘆く気も失せるが
、映画は最終的に、あきらめずに闘えば道は開けるというまっとうなメッセージへと辿り着く。

意外なほど健全で前向きな作品なのだ。
【60点】
 

      映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評より

そうなんです。

私はこの映画から
今置かれている立場に対して 死ぬ気で頑張っているか?! と教えられ
後1週間死ぬ気で頑張ってみよう  と思えました

明日で終了だということだったので
どうしても観たくて出かけましたが、行動して良かったぁ
posted by chicchi at 22:15| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

岳ーガク

映画「岳」
小栗旬 長澤まさみ 主演。
感想・・・良かったです
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長澤まさみ は今までの出演作(TVも映画も)の視聴率」がイマイチという点と
お芝居が上手じゃない という理由で、後ろがない!!状態だそうです。

私は結構昔から長澤まさみちゃんの出演する番組を観てきましたが
今回の「岳」一番よかったかな。

何だか舌足らずのしゃべり方が気になっていたのですが
今回は気にならなかったですし、迫真の演技が心を打ちました。

小栗旬も色々なドラマに出ている作品を観ていますが
今回も自然体の演技でステキでした。

海猿 や こういった人命に関係した職業を扱うストーリーは
自分の生き方を見直すキッカケになるので涙を流しながら観てしまいます
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そうそう先日初めてお邪魔した消防署の方々も
筋肉モリモリで、いざという時に供えて
体を鍛えてみえるのがわかりました
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江口洋介主演の「24時救命救急」や
山ピー主演の「ドクターブルー」などを観ていても感じるのは
自分がいかに甘っちょろく生きているか という事を再確認してきましたが
人の生き死に関しては、ガン患者である私にも遠い話題ではなかったのです。

この物語にも 男の子の演技が光っていましたが
この所「マルモのおきて」「グッド ラック」など子役の活躍が光ります。

いい映画でした48035.gif

邦画も質の高い良い作品の物が多く
これからが楽しみです
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2011年03月10日

ナルニア国物語

今日も映画の話でごめんなさい。

第3章 アスラン王と魔法の島 私こういったファンタジー系の話好きですわ。

楽しかった!

そして又泣いてしまった。。。

今回は兄弟の兄・姉がお休みで下の弟・妹が主役だったのですが
新たに従兄弟のユースチスが登場しました。

この彼がとってもよかった。
ピリリとコショウの役でして33763.gif

私がもっともっと若かったら
こういった冒険にぜひとも参加してみたい と思ってしまったのでした36315.gif

こういった夢多き娘に育ててくれた母に感謝しています36580.gif

小さい頃よくディズニー映画に連れて行ってもらいましたが
この事が大きく関係しているのでは?と自分では思っています。

まぁ時代的に
こういった娯楽が手っ取り早やかったのかも知れませんが
こんなに感性豊かな大人に成長しましたから37723.gif

自分で言うかなぁ。

但し感性ばかりが発達してしまって、理性のほうがすこ〜〜し欠けるかな35606.gif

今日母の記憶力の衰えには 梅干の黒焼き が効果があるのでは?
とメールをして来て下さった方がいらっしゃいました。

何でも試してみようと思っています。
Oさん ありがとうございます。


 

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2011年03月08日

ヒア アフター

マット デイモン主演映画「ヒア アフター」=来世・死後・これから
クリント イーストウッド監督 スティーブン スピルバーグ総指揮の作品。
この映画は、死 というものを通して 生 を見つめたいい作品でした。

死を体験した女性マリー(テレビ局のキャスター)と
死んだ人との交信が出来るジョージが分かり合える最後のシーンには
涙が出てきました。

今日はプログラムを買おうかと売店に行ったら
キネマ旬報があり、 ヒア アフター のことが詳しく載っていたので
こちらを買いました。

最近第83回のアカデミー賞が選ばれましたが
ヒア アフターは全く入っていないので今年制作の映画ということで
来年第84回アカデミー賞にノミネートされるのでしょうか?

日本の公開はアカデミー賞が発表されてからなので
これからが楽しみです。

そうそう予告編で観た「ブラック スワン」面白そう と思ったら
主演女優のナタリー ポートマンが主演女優賞を取っていました。

ナタリー ポートマンは スターウォーズ・パイレーツ オブ カリビアンが有名です。

その他 英国王のスピーチ は今映画館で上映されていますし
映画は飽きることがありません36413.gif

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2011年02月18日

太平洋の奇跡

太平洋の奇跡

この映画で知ったことがありました。

戦争に負ける前 サイパンは日本の領土であったということ。
だから多くの日本人が住み着いていたということ。

アメリカ人が語りを受け持つ
でも日本映画なので
切り口は新しいなぁ と感じました。

が、大場栄大尉の描き方が弱かったなぁ25031.gif

戦争の映像ははCGやVFXなどの技術が進み
スゴイ迫力で描かれていました

ちょうどその日のテレビ アンビリーバブル でも大場栄大尉と奥様の話が
取り上げられていましたがそちらの方が感動的でした25107.gif

最後、47人になりながらも仲間の兵士たちと共に、16カ月もの間、敵に立ち向かい、
多くの民間人を守り抜いた。

部下に 生きてかえろう 帰って日本の再建の為に頑張ろう。。

奥さんと約束した 傍を離れない という言葉を守って
帰国してからは奥さんと仲良くすごされたそうです。

当時日本が戦争に負けて終戦を迎えた という事実を受け入れることが出来ない
国外の兵士さんたちが大勢みえたことは
名古屋の小野田さんが戦後何年もたってから日本に帰国されてことで覚えています。

 争う ことからは何も生まれない ということは
戦争映画を見る度に感じることですが
そういった時代があり
そして日本は残念なことですが
原爆を受けた唯一の国なので
これからも中立を守って世界に平和を発信していかなければなりません19747.gif

 
 
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2011年02月17日

映画 あしたのジョー と太平洋の奇跡

映画 あしたのジョー と太平洋の奇跡

立て続けに邦画を2本鑑賞。

あしたのジョー は知らない人がいないだろう漫画から出てきたヒーロー。

原作:高森朝雄・作画:ちばてつや

1967年 - 1973年漫画作品発表 全20巻
1970年4月1日 - 1971年4月29日アニメ あしたのジョー テレビ放映 全79話
1980年10月13日 - 1981年8月31日 アニメ あしたのジョー2  テレビ放映 47話

この頃は全く興味がなかったのですが
今回 実写映画で 山下智久 が矢吹丈 
力石徹 - 伊勢谷友介
白木葉子 - 香里奈   
丹下段平 - 香川照之
 
ということなので観にいってきました。

この映画は思ったよりずっと良かったです30442.gif

山ピーが良かった!
伊勢谷友介 がよかった!
丹下段平がよかった!

綺麗な顔をした山ピーがトレーニングで頑張っている姿は感動ものでした。

ボクシング映画というと ロッキーが有名ですが

私はもちろん全作品みましたよ32292.gif

主人公はシルベスター・スターロンでしたから
体はムキムキマンを更に鍛える という点と
山ぴーの様に本当に細い身体がどんどん絞られていくのでは
その点が大きく違ったかな。


131分の映画の中にすべてのセンテンツが押し込まれていて
私は満足しました30393.gif


丹下段平役 - 香川照之  この人って一体どれだけの映像に出てきているのでしょうか?


今回は頭を刷り上げ 付け歯をしての好演。

そして演技は言うまでもなく う ま い!


あした という言葉に秘められた深い意味を
この段平が丈に話す場面は納得してしまいました34729.gif


太平洋の奇跡はまた明日アップしま〜す。

 


 

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2011年02月12日

映画 ソーシャルネットワーク1

現在公開中の映画 ソーシャルネットワーク について
精神科医 の樺沢紫苑さんが、メルマガの中でお話されているので
今日はそれを取上げました。

私もチャンスがなくまだ鑑賞にいっていませんが
今年のアカデミー賞にノミネイトされているので(確か・・)
絶対観に行こうと思っていますが、理解出来るか33540.gif




映画を見終わってまず、思う。
 
 「天才だ!」
 
 誰が・・・というと、Facebookの創立者マーク・ザッカーバーグではない。
 この作品の監督のデヴィッド・フィンチャーが、である。
 
 映画の最初から最後まで、人物のセリフで埋め尽くされている。
 言葉と言葉の応酬。
 
 通常、こうしたセリフの多い映画は、退屈で眠たくなることが多い。
 しかしフィンチャーは、最初から最後まで、緊張の糸を切ることなく、
見事に観客を引きこんでいく。
 
 見事な演出力である。


 人物たちは、じつによくしゃべる。
 しかし、交わされる言葉の多さと反比例していくように、
人物たちのコミュニケーションは深まらない。
 
 むしろ、誤解や反目は深まり、
最終的には関係の決裂という最悪の結果を迎える。
 
 コミュニケーション下手が作った、世界最高のコミュニケーションツール。
 非常に皮肉な話しだが、そこがドラマとしておもしろい。
 
 ザッカーバーグ本人は、「決して、コミュニケーション下手ではなかった」と
反論しているが、周囲の証言をもとに作られたこの作品、
周囲から「コミュニケーションが上手ではない」と思われていたことは
確からしいと思う。
 

 ザッカーバーグは天才というよりは、努力家。行動力の人だと思う。
 素晴らしいアイデアを著想する人はたくさんいるが、
それを現実に形にできる人は、ほんのわずかである。
 
 彼がやるべき時に、圧倒的な「集中力」で、
猛烈に作業こなしていく姿は感動的だ。
 
 その姿は、ドラマ「ゲゲゲの女房」で、
水木が机に向かい圧倒的な集中力で
必死にペンを走らせている姿と重なった。
 
 一心不乱。やるべき時はやる。緊張と弛緩。
 表現は、いろいろあろうが、一つの重要な成功法則ではないかと感じる。


 『ソーシャルネットワーク』には、いろいろな要素が盛り込まれている。

 自由の国アメリカは、学歴社会であり格差社会であり、一般庶民が
そこから這い上がってアメリカンドリームを達成するのは、
そうそう容易なことではない、という厳しい現実描写。

 「アメリカンドリームをなしとげる主人公」ばかりを扱ってきた
ハリウッド映画の中において、異色である。
 
 それぞれの登場人物は、それぞれ表と裏、良い面と悪い面、
長所、短所を持っている。
 
 私は、それが全肯定されているような気がして、見た後に実に清々しい
気持ちになった。

 「欠点を含めて、一人の人間」ということだ。

 マークとエドゥアルド。
 もう少しだけ、きちんとコミュニケーションをとっていれば、
ここまで対立することはなかったと思う。

 また、悪役的に描かれるウィンクルボス兄弟も、
「家」や「父親」の名誉にしばられ自由がきかないピエロのようで
実に哀れに見えてくる。

 結局、見る人によっていろいろな見方ができる映画。
 あるいは、見るたびにいろいろなことが見えてくる映画である。

 ただ、Facebookについて最低限の予備知識がないと話しに入り込めないし、
「ファイナルクラブ」の仕組み、アメリカの学歴社会の現状など
予備知識がないと理解しづらい部分もある。
 映画の中では、過不足なく説明はしているけども。

 物語がおもろしいのは当然として、カメラ、編集、音楽など
映画的な要素が全て最高の出来として完成されている。

 まぎれもない、エキサイティングな傑作映画だ。

樺沢の評価  ★★★★★
(★★★★★が満点。☆は、★の半分)

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2011年01月27日

宇宙戦艦ヤマト

私は映画を観ることを一つの趣味としていますが
木村拓哉さん主演の 宇宙戦艦ヤマト はなぜか観にいっていませんでした。

というか避けていたのかも・・・


なぜならそれこそマスコミから聞こえてくる評判がイマイチだったからです。

それにキムタクの映画は何をやってもキムタクですから。

そんな思いが遠ざけていたように思います。

でも先日のヤマハの新年会の時に友達が 良かった と言ったのを聞いて
もうすぐ終わりそうな ヤマト を観てきました。

そうですね。
思ったより良かったかな。

いつも冷静に演技をしている彼が
珍しく役に入り込んでいる??と感じたからです。

それに特殊映像(VFX)もかなりの技術が進んでいて
ハリウッド映画にも負けないくらいのレベルの高さでした。

始まりが急??だったので
ついていけない感がありましたが
最後は感動的に終わりました。

でも1点だけ納得いかないところが・・・


何で古代進と森雪があそこで〇〇をしちゃうの??


で最後に出てきた子供は・・・


ちょっとその点が外国映画の様に
やることが早くてびっくり!!そっくり17784.gifで納得がいきませんでしたが。

posted by chicchi at 00:17| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月30日

映画

気分転換に映画「大奥」を見に行って行ってきました。

今日は 上小田井にある イオンワンダーでの鑑賞だったのですが
20日30日は5%引きの日なので
私が現地に着いたのが11時30分を回っていて
いつも入れる映画館専用棟はすでに満車。

仕方なく大きな大きな立体駐車場に停めるハメになりました。

今は大きな いえ 大きすぎるショッピングモールが多くなりましたが
そういった場所での駐車する位置がとても大切でして
私は以前 ドーム前のイオンに駐車したときに迷子になってしまって
泣きそうになったことがあります。

携帯で娘と連絡を取って無事車を探し当てることが出来たのですが
それ以来こういった大きすぎる場所での駐車は閉口しています。

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posted by chicchi at 23:40| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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