気分転換

映画「ミス･ポター」を観に行って思ったこと。

私の生活の中での気分転換は
・映画鑑賞
・ウィンドー・ショッピング
・テレビ鑑賞
・新聞・本を読む
・友達との電話

こんなところでしょうか？
その中でも映画鑑賞は大きなウエイトを占めています。

本やテレビ番組鑑賞と同じで
自分では経験できない事柄や世界を体感することが出来ますし
わざわざ映画館まで足を運んだことで
日常生活とは離れた空間に身を置くことが出来るので
例えば嫌なことがあったとしても
映画館で映画を観ている間は忘れることは出来るのです。

 

１９０２年、新世紀になってもヴィクトリア朝の封建的な空気が漂うイギリス。上流階級の女性が結婚しないで仕事を持つことなどあり得ないこの時代に、アーティストとして生きることを夢みる一人の女性がいました。
彼女の名前は、ビアトリクス・ポター。
幼い頃に湖水地方で出逢った大好きな動物たちの絵に物語を添えて、絵本として世に出したいと願っているのです。 父のルパートは裕福な法廷弁護士で、何不自由ない暮らしを送っているが、彼女には諦めきれない夢がありました。子供の頃に湖水地方で出逢った大好きな“友達”である動物たちの絵に物語を添えて、絵本として世に出そうとしているのでした。

そして出版のウォーン社でポターの担当になったノーマンは彼女の良き理解者として
ポターを支え、二人は恋に落ち結婚の約束をします。

ところが良家の子女であるビアトリクスの結婚に反対した両親は、3ヶ月の夏休みの間例年通り湖水地方で夏休みを過ごした後の結婚を許します。
ノーマンはその間に病気で死亡してしまいます。
失意のどん底にいたビアトリクスは、本の印税で幼い頃過ごした湖水地方のヒルトップ農場を買い取り移り住みます。
そして湖水地方の農地を買い上げて自然破壊をしようとする開発業者から4000エーカーもの土地を買取り、湖水地方の自然とそこで暮らす人々の生活を守ることを決意するのでした。
湖水地方の広大な自然を国に遺し、ナショナル・トラストの前身を後世に遺しました。ポターだからこそ、湖水地方を１００年前と同じ姿で現代に残すことができたのです。
ポターは無限大の創造力を持ったアーティストで、独立心が強く自由な精神の持ち主で、どの世代にも永遠に受け継がれる著作を遺しました。

人の行き方にすごく興味がある私は
「ピーター・ラビット」の産みの親であるビアトリクス･ポターが好きになりましたし
イギリスの湖水地方はぜひとも訪れてみたい所の一つに加わりました。