実子として育てたい と思い
〔特別養子縁組〕をした私たち親がしなければいけない
最も大きな課題は 「告知」
殆どの方は、小さい時に引き取り、養子縁組をしている方たちが多いので
子どもに、いつ「私たちは貴方の本当の親ではありません」と伝えるのか・・・
ですから昔は、子どもさんとご縁を頂いた後
近所の目を気にして引越しをする
というご夫婦もいらっしゃったようです。
「告知」の本を読んだりして勉強しながら
我が家では、幼稚園に上った時から話し聞かせていました。
人様の口から伝わるのを恐れたからです。
イジメの対象にされるのも嫌だったので
小中高は、担任の先生にもお話をすることはなかったです。
まぁ私たち当事者は
色々な問題(赤ちゃん返りなど)をクリアしながら
順調に家族としてまとまっていきましたけれどもネ。
私が娘に伝えていたことは
世の中に生み出してくれた産みの母には
20歳になったら、ありがとう を言いにいきなさいね ということ。
母子手帳から住所は割り出せました。
この世に生み出してくれたことはスゴイことなので
私同様 感謝できる娘であって欲しい と願ってきましたが
未だにクリアできていません。
先日心境を聞いてみたら
恨んではいないけれど
母親から冷たくあしらわれるのが怖いんだとか・・
彼女の中で、
自分が親を選んできた という思いはまだ目覚めていないようです。
私は この映画を観て
映画の中で
正にその質問をされる方の場面があって
その答えを
池川明先生とたいわ士の南山みどり先生が
「お腹を借りて生まれてきましたね」
ハッキリ言い切っていらっしゃたのを聞いて
私が何故この映画に惹かれたのかが分かったのでした。
私の中で漠然と感じていたものに
こんなにもハッキリスッキリ言い切って下さる方たちが居らした!
それは
11年前に子宮頸がんの告知を受けた時と同じくらい
衝撃的なことでした。
4年前 まのあけみさんコンサートにて