2015年11月22日

パリの広場でイスラム教徒の男性が訴えた言葉が市民の涙を誘う

連日メディアではパリの同時多発テロ事件を流しています。

恐らく日本でもそうでしょう。

イギリスに住む筆者にとっては、
この事件はまさに隣国で起こったこと。
毎日胸を痛めながら油断のならない日常を過ごしています。

昨夜、ロンドンのベイカ―ストリートの駅前で、
不審車があり武装警察が総出となりました。

爆弾を積んでいるかもしれないということで
念のために警察側で先に車を爆破。

テロリストによる行為なのか今捜査中ということですが、
幸い怪我人はなかったものの
イギリスでもやはりこういう事件が起こるように。

そんな中、一人の男性がパリの広場で
市民にパワフルなメッセージを訴えました。

あなたならどう思うでしょう。

テロが起こったばかりのパリの街中で、
一人のマスクをしたイスラム教徒の男性が立っているのを見たら
、反射神経で恐怖を感じるのではないでしょうか。

テロリストだと思う人も少なくないと思います。

今、パリ市民は毎日を普通に過ごすように努めているものの、
やはり精神的に不安定な日々を送っています。
このイスラム教徒の男性は、そんな市民にこう訴えたのです。



手を広げる仕草をして同じ場所に立つ男性の周りに、
不安を感じつつも多くの人が集まり始めます。




「私はイスラム教徒です。
でも、テロリストではありません。」
フランス語で書かれたメッセージに人々は目を向けます。



「私はあなたを信じます。
もしあなたも私を信じてくれるなら、ハグをしてくれませんか」
そう書かれたメッセージを読んだ人々が彼に歩み寄ります。




ISISによるテロ行為の為に、
何の罪もないイスラム教徒の人達まで差別を受けたり、
犠牲になっていることは前記事でも書かせて頂きましたが、
アメリカでもイスラム教会が破壊されたりと、
悲しくも「イスラム教徒=テロリスト」という
間違った考えを抱いている人は社会に多く存在します。

この男性は、そんな社会の軋轢の中で
勇気を出して広場の前に立ったのです。

ひょっとしたら、市民に罵倒されたり
酷い扱いを受けたりするかもしれません。
でもそれを覚悟で訴えたいメッセージがあったのです。




イスラム教徒の人々に対し、
間違った考えを持っている人もいれば、
やはりそれを悲しく思う人も存在するのです。
こちらの女性はきっといろいろ思うことがあったのでしょう。
思わず涙を流しました。



今、どれだけの人がテロリストを憎んでいることでしょう。
罪の無いイスラム教徒たちが社会で
どれだけ心ない扱いを受けているか。
どれほど心を痛めているか。
それを思うとあまりにも不当なこの社会の在り方に怒りと悲しみ、
痛みを感じずにはいられません。





「みなさん、本当に有難う。私にハグしてくれて有難う。」
男性は更に社会に訴えかけます。




「私はイスラム教徒ですが、
人を殺したことは一度もありません。
イスラム教徒全てがテロリストではないんです。
イスラムの神は人を傷つけることを教えてはいません。」

周りの人みんなが男性に耳を傾けます。

「実は、テロが起こった金曜日は私の誕生日だったんです。
でも私と家族はテロで犠牲になった人のことを想い、
外出しませんでした。

亡くなった人達のことを祈りました。
みなさん、イスラム教徒全員がテロリストではないんです。
テロリストはテロリストです。
私達とは全く違う別のものなんです。」

必死で訴えかけたこの男性の様子がYouTubeで公開され、
110万回もの再生に。

ところが、ユーザーたちのコメントは賛否両論。

これだけ訴えても、まだ
「お前たちは国に帰れ!ヨーロッパからとっとと出ていけ!」
「だからって俺たちがイスラム教徒を好きなわけじゃない」
「じゃ、あんたとハグしない人は酷い人なのか!?」
という無知なコメントをする人もいます。

宗教問題は複雑です。

そして宗教が絡むと大きな戦争になることもあります。

でも、今の社会、宗教、国籍、性別に関係なく
「人対人」としての在り方を忘れている人が多いことが悲しくてなりません。

男性が訴えるように
「テロリストはテロリスト」なのです。
何の罪もないイスラム教徒の人達も、
このテロ行為に心を痛めているということを
私達は決して忘れるべきではないのです。








posted by chicchi at 22:31| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 悲しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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