「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜1・00)で、
賛否両論を巻き起こしている日本テレビの連続ドラマ
「明日、ママがいない」(水曜後10・00)の騒動に言及。
同ドラマへの批判に苦言を呈した。
【波紋広がる】「明日ママ」スポンサー自粛続々…CM取りやめ、差し替えも
実際に「見ました」という岡村は
「バラエティーばかりが叩かれていましたけど、
ついにドラマの方にも来たか、と。
もし、これで本当に放送中止になってしまったら、
もうテレビの未来はないです。
われわれテレビでお仕事する人間としましては、
これ以上テレビの発展は見込めなくなりました。
ありがとうございました」と語った。
「見たけど、そないにアレかなーっていう。
スカッとするシーンもあったし。
ホンマに最後まで見たら?
最後まで見て判断したら、ええんとちゃう。
たぶん、ええ話やと思うで。
そんなワーッと言うてはるような話ではないと思う。
ポイント、ポイントだけ取るから。
全体見てないから」と自身の印象を口にし、性急な抗議にクギを刺した。
「このドラマがアカンとするなら、
昔の『高校教師』なんて再放送もできへんで。
教育委員会とかから文句言われる。
生徒と(教師が)恋になるなんて、そんなありませんって。
女子高の人たちが猛抗議したりやね。
『家なき子』やで。
タイトルでアカンってなるで」と過去のドラマを例に出した。
「何もできへんようになる。
(中止の)前例作ったら、抗議したらええっていう輩がおるから。
ちょっと見て気に食わんとなったら、中止になって。
池上(彰)さんのニュースばっかりになる。
もうバラエティーもないわ。
もうテレビは終わった。
あとはクイズ、パプニング映像や。
そんなばっかりになってくるよ」と“テレビマン”として警鐘を鳴らした。
主演の芦田愛菜(9)が「かわいそう」とする批判にも
「すごいお芝居してるで。
完ぺきなお芝居してることを、大人が褒めたやらな。
お門違いやねん」と反論した。
「ドラマの現場もナーバスになってる思うねん。
自主規制してまうから。
BPOが審議する言うたら、現場萎縮するに決まってるやんけ。
何とか頑張ってほしいなとは思うねんけどね」とエールを送った。
同ドラマをめぐっては初回(15日)放送翌日、
親が育てられない子どもを匿名で受け入れる
“赤ちゃんポスト”に預けられた芦田演じる主人公のあだ名を「ポスト」としていることに、
実際に「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を設置する
慈恵病院(熊本市)が放送中止を要請する事態に。
施設の職員が子どもに暴言を吐いたり、
ペット扱いする場面もあり、
全国児童養護施設協議会など複数の団体が内容改善を要望。
慈恵病院は放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を求めた。
第2話(22日)の放送からは騒動の影響のため、
スポンサー数社がCM取りやめなどの措置も始めた。
一方「あくまでフィクション」
「問題提起になっている」
「子役の演技が素晴らしい」なども声もあり、
賛否両論が広がっている。