スヒョンさんを取り上げた映画「あなたを忘れない」
イオンワンダーシネマではもうすでに18:00〜の上映1回だけになっていたので
意を決して観にいきました。
実話に基づいたフィクッション。
この映画の中の様に、彼が日本でステキな時間を過ごしていてくれたのなら
嬉しいです。
遅い時間の上映にもかかわらず
20人弱の観客で
この映画の関心度が高いことが分かりました。
2001年1月26日 新大久保駅でお亡くなりになりました
故・李秀賢さん、関根史郎さんにこの映画を捧げます
とテロップが流れました。
私は日本人の一人として勇気あるお二人
李さん関根さんのこと忘れません。
今週は、映画を観て2回も涙を流しました。
涙腺が壊れてきた?!(^_^;)
あの映画は99%フィクションです。
実話(事実)とは全然違います。
唯一あってるのは「李秀賢さんが助ける為に命を落とした」の一点だけ。
同時に助けに飛び込んで死んだ関根さん(日本人カメラマン)の存在が紹介も何もなくほとんど“なかった事”になっています。
主人公も実際の李さんとは全くの別人、恋人も韓国人です。
その他諸々の設定も家族も事情も全てフィクションです。
・ホームには人は殆どいなかった(新大久保駅はラッシュ時以外駅員がいない。
・タクシーにぶつかった事件はあったけど、倒れたイさんを車から出てきた客が抱き起こしてくれた。警察で調書もとった。イさんは酒を飲んでいたので言い分を聞いてもらえなかったから悔しがっていたけど、差別用語など受けていない。
・日本が嫌になったんじゃなく単なる正月帰省。
・電車が来るまで7秒も無い。
・イさんは電車の前に立ったのではなくホームのすぐ下にいた。
・顔がめちゃくちゃに潰れていたけど、体はきれいだった。(要するに最期の7秒間、向かってくる電車に両腕を突き出し、止まるようにと懸命な合図を送り続けたのは完全にウソ)
こうして誤解され、関根さんの存在が軽んじられ、差別感が捏造されていくのが映画なんかより余程切ないので、僭越ながら書かせていただきました。
申し訳ありませんが、私も一緒にお亡くなりになった関根さんの事はすっかり忘れていました。
新聞などの記事も李さんの事が大きく取り上げられていたので憶えていました。
映画の中では最後の事故の場面で確かに関根さんのお姿がありましたね。
でも波紋さんは、事故の様子をよくご存知なのですね。