【ホーチミン(ベトナム南部)16日共同】ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として1981年に生まれた。
「ベトちゃんとドクちゃん」のうち、弟のグエン・ドクさん(25)が16日午前(日本時間同)、ベトナム南部ホーチミンで結婚式を挙げた。
新婦はグエン・ティ・タイン・テュエンさん(24)で、約2年間の交際を経てのゴールイン。
ドクさん兄弟は、88年に日本赤十字の医師も立ち会い12時間に及ぶ分離手術に成功。ドクさんは現在、車いすを使い、病院でコンピューター事務の仕事に従事している。一方、兄のベトさんは脳症の後遺症で寝たきりの状態が続いており、この日の式にも不参加。
「五体不満足」の乙武洋匡さんが結婚をされた時も驚きましたが
ドクさんの結婚という知らせにも「すごい女性がいるんだなぁ」と感激しました。
奥さんは、ドクさんの魂を感じたのでしょうね。
こういった事は、同じ境遇の方たちに希望を与えます。
このニュースが発表された前日に
ベトナム戦争からもう孫の世代になるというのに
女の結合双子の赤ちゃんが誕生した というニュースが流れていました。
枯葉剤とは 米国は南ベトナム解放民族戦線の兵士がひそむジャングルをなくし、農作物を枯れさせ食料を奪うために枯葉剤を撒きました。
散布面積は南ベトナムのジャングルの20パーセント、散布総量は5万5干トン、その中にはわずか7グラムでニューヨーク中の人を殺せると言われる猛毒ダイオキシンが170キログラム以上も含まれていました。
枯葉剤の撒かれた地区では散布前に比べ、奇形児が13倍に増え、枯葉剤を扱った米軍兵士の子どもには15倍多く奇形児が発生したとされています。米国政府はベトナム帰還兵には補償していますが、ベトナム人には全く補償していません。