2006年11月15日

手紙

今日は、レディースディーで女性は映画が1,000で観られます。
「手紙」「サッド・ムービー」を観てきました。
「手紙」は直木賞作家東野圭吾原作 山田孝之・玉山鉄二・沢尻エリカ出演。

「差別のない国を探すんじゃない、君はここで生きてゆくんだ・・・」

兄剛志(玉山鉄二)が、弟直貴(山田孝之)を大学にやるための学費ほしさから盗みに入った邸宅で誤って人を殺してしまった。
数度にわたる引越しと転職。
掴みかけたのに鼻先をすり抜けた、お笑い芸人になる道。
初めて愛した女性との痛切な別離。
兄貴がいる限り、俺の人生はハズレ。そういうこと・・・

耐え切れずに自暴自棄になる直貴を、深い絶望の底から救ったのは
常に現実から目をそらさず、日の当たる場所へと自分を引きずり出してきた
由美子(沢尻エリカ)の存在だった。

しかし、ささやかな幸せが再び脅かされるようになった時直貴は決意する。
 
塀の中から届き続けるこの忌まわしい「手紙」という鎖を
断ち切ってしまおうと。

考えさせられました。
犯罪者を家族に持つと、社会の中でこうも痛めつけられるのか・・・
現実に私の周りにこういった人が周囲に居たら、そんな気持ちを持ちどんな対応が出来るのだろう?

由美子は強い女性でした。
何も悪いことをしているわけではないのでここから逃げ出さず向かって行きたい。
逃げてはいけないのだと直貴に言います。

そして「たった一人の肉親であるお兄さんに手紙を書いてあげた欲しい」と訴えるのです。

そうなんです。私たち日本人は、罪を犯した人と家族は同じに見てしまいます。
本当に恐ろしいことです。偏見なのですね。

 
 
posted by chicchi at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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