2006年10月15日

ノーベル平和賞

2006年ノーベル平和賞には191個人・団体が推薦されていましたが、ノーブル賞委員会は今年のノーベル平和賞は、貧困層への無担保小口融資事業を始めたバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏(66)と、同氏が設立したグラミン(村落)銀行が受賞すると発表しました。
 
裕福な家庭で育ったユネス氏は、留学先のアメリカで経済博士号を取得し、1974年の祖国大飢饉で人生を一変させたそうです。
 
「勤勉な女性の手元にわずかな資本を貸してあげれば、生活の糧を得て自立することができる。融資なら自己責任も伴う」という考えから、グラミン銀行を創立しました。
 
借り手は何人かでグループをつくって金を借ります。借り手は女性。土地などの担保よりも、女性同士の強い仲間関係を信用の源にしたのが、無担保小口融資制度の独創性でした。
 
現在の利用者は約660万人で97%は女性。返済率は9割以上と高く、グラミン銀行の手法はアジア・アフリカなど世界中に広がっています。
 
ノーベル賞の賞金(1000万ドル=約1億6200万円は両者に半分づつ贈られる)は、全額寄付する意向を表明しました。
 
すごいなぁ。
マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏といい寄付する額が違います!!
 
posted by chicchi at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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