ああでなければいやだ、と思って始まる苦悩。
こうなったら嬉しい、ああなったら楽しい。
と思って実現する不思議、訪れる奇跡
一般的に“念ずれば”実現するとか、思いが現象化するという話がありますが、それは三次元的な現象(この世での現象)で見ると必ずしも「そうだ」とは言えません。
思いが強ければ願いが実現する、というのなら、ガンで死ぬ人はいなくなるはずでしょう。ガンの場合は病気を宣告されてすぐ死ぬわけではなく、3ヶ月とか半年とかの余生を与えられます。その間に死にたくないと思ったら、ほかの人以上に治りたいと強く願い、その思いが叶うはずです。でも実際には日本人の死因の第1位がガンです。
あるいはまた、会社が倒産の危機にあるとき、倒産しないでほしいという思いは強いはずなのに、倒産する会社がある。・・・どうも、念ずれば実現する、ということにはなっていないようです。
ただし、実際に思いが叶うことはあります。それは執着がない場合です。
執着がないと宇宙の意思とつながって、奇跡が起きることがある。恨み言や批判的なことを言わず、「実現しなくてもいいけれど、そうなったら嬉しい」という、喜びを上乗せする考え方で、笑顔で願うと、宇宙が味方をしてくれる場合があります。
そうならなければ嫌だという執着があると、現実にならない。宇宙はそういう単純な構造になっているようです。