2016年12月10日

お遍路ツアーに参加して


初めてのお遍路ツアーに参加して感じたこと。

1~3回目辺りまでは
何が何だけ全く分からず(事前の調べを全くしていなかったので)
こんなシンドイ事をやるのはカナワナイ と思って過ごしてきました。


お参りの仕方
読経の順番や読み方(ひらがなが振ってあるのですが)についていけるようになり
少し余裕がでてきたのは4回目辺りからでした。


暑いと思っていた夏も
天候に恵まれ(雨の日もあり)汗でぐっしょりとなりながらもバテルこともなく
寒いと思っていた12月のお参りも差ほどでもなく
来月の結願の高野山で無事終了となります。


春の桜の季節は体験できませんでしたが
新緑の季節
夏のセミの声
秋〜冬の紅葉 と四季折々を感じながらのお遍路は
作法に気を捕らわれながらも
風を感じて一瞬の安らぎも味わうことができました。


そして一番大きかったのは
母が亡くなったことをきっかけに始めたお遍路の旅ですが
5月に父が亡くなり
7月から
二人の名前の刻まれたお位牌をハンドバッグに詰めて
一緒にお遍路の旅に出られたことです。


初めの頃は泣きながら参加していた旅も
今月は
両親への心からの感謝を捧げることができたことは
大きな成長でした。

実家を整理していて
父の書いた手紙の下書きをみつけて
キチンと生きていた父の姿。

仕事で一番忙しかった時に
私の代わりに娘の面倒を本当によくみてくれていた母の姿。

私も 親を選んで生まれてきたこと
思い出すのは両親の良いところばかりだということにも気づき
心が温まる旅となりました。


そして不思議なことは
お遍路の旅に又出てみたい と思ったことでした。

全く予測していなかった気持ちでした。

父と母へ

生前 本当にお世話になりましてありがとうござました。


色々ありましたが
私は貴方たちの子どもとして生まれてきた良かったです。

本当に色々なことを教えて頂きました。

欠点もあった貴方たちですが
私は
貴方たちにして頂いた大きな愛をしっかり受け取りました。

この大切な気持ちを
娘に そして 多くの人たちに伝えて参ります。


DSC_0722.JPG

はたきり観音  第10番寺 切幡寺

乙女が即身成仏して観音さんに化身した銅像。
右手にハサミ、左手に長い布をもつ。





posted by chicchi at 00:16| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 感謝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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