爽やかな酸味の「オレンジジュース」は、
ジュースの中で人気があり定番と言えます。
本物の果実を100%使ったジュースは、
1990年代の自由化以降のことです。
100%果汁ジュースがふんだんに飲めると言っても、
気を付けなければならないことは、
ポストハーベスト農薬(収穫後も農薬散布)も
“ふんだん”に摂り入れてしまうことです。オレンジ・グレープフルーツの項で農薬過多の説明をしましたが、
カリフォルニアなどの農場では、
収穫後のオレンジはブラッシングで傷だらけにされた後、
1回目の殺菌剤が散霧状にスプレーされます。
次に、白カビを殺す防カビ剤入りのワックスを
スプリンクラーのように吹きかけ
3回目のは再び緑カビを殺す防カビ剤をスプレーし
やっと出荷されます。
これだけでも問題ですが、ジュースにする際はさらに深刻です。日本では、そもそも収穫後に農薬を吹き掛けません。
また収穫したらまず果物用として選別出荷し、
その残りを水洗いしてジュースなどの加工用に使います。
一方、米国では、収穫したオレンジは選別せずに、
前述のように3回もポストハーベスト農薬をかけます。
そして最終段階になってから、果物用かジュース用に分けるため、
当然、ジュースには多量の農薬が含まれるわけです。
▽オレンジ・グレープフルーツに撒かれる農薬成分 (前出)
白カビ防止=「OPP」(オルト・フェニル・フェノール)は、
発ガン性があります。
緑カビ防止=「TBZ」(チアン・ベンダ・ゾール)
または「イマザリル」で、
TBZは催奇形性(胎児の奇形や生物環境の破壊)があります。
※扱い上は食品添加物ですが、実際は強烈な農薬そのものです。果汁100%であっても「濃縮還元タイプ」のジュースは、
米国で水分を飛ばし加熱殺菌して、
量を1/5〜1/6にします。
濃縮液が日本に輸入されてから、
水を5〜6倍加えるのです。
味や香りが減退しそのままでは飲める代物ではないので、
砂糖・酸味料・香料・ビタミンCなどを加えます。
爽やかなオレンジの香りは、実は香料なのです。
濃縮液はタンクやドラム缶に詰め、
冷凍されたまま国内で随時流通します。
そのままなら、5年ぐらいは大丈夫だそうです。
愛媛飲料のポンジュース
オレンジジュースはアメリカと(ちょっとばかりの温州みかん)
アップルジュースは中国産
グレープジュースの原料はブラジル&アルゼンチン
私もたま〜に飲んでいました。。。。
食品で安全なものを見つけるのは
難しいんですね